4th day on The Canadian

目が覚めると、列車は快走しているようであった。
しかし、今、どこを走っているのか全く分からない。
今の時刻も分からない。っというのも、定刻通りに行けば、夜中に時差が変わっているハズ。
でも、夜中の様子が分からないため、ココはどこ??っという状態で数時間居た(笑
とりあえず、昨晩は時差が変わる事を予測して、目覚ましをセットしたが、朝食の時間になっても
隣のダイニングカーには人が集まって来ない。昨日は朝食の準備が整う前に乗客達が待っていたのに。

しばらく様子を見て、人が集まりだしたら、mikaもダイニングカーに行き、朝食を取った。
その後、今日もまた展望車へ行き、おしゃべりをしたり、ボーっとしたり、これを書いて、
朝の時間をゆっくり過ごしていると…また列車が停車した。
車両がすごーく長いだけに、最後方車両の展望車にいると駅に停車しているのか、単に停車してしまったのか、分からない。
しばらくするとまた走り出した。今回は、駅に停車したようだった。
そして、ココはどこだろうっと駅舎に書かれていた駅名を見てみると、昨晩の真夜中に通過するハズのNakinaという駅だった。
ってことは、mikaが寝る前に4時間の遅れだったのが、夜中中に更にプラスされて、7時間の遅れになっていた。
このまま行くと、Torontoに到着するのは、夜中の3時頃?! 定刻は8時でしたが…


アナウンスが流れた。やっぱり完全には理解できなかった…
1時間取り戻して、6時間の遅れになっているようだった。
そして、この遅れを取り戻そうと快走しているという。
さらに、もしトロント到着が4時間以上遅れた場合、1年以内の次のVIA鉄道利用が半額になるという。good news!!!!
次の停車駅で携帯が使えるかもしれないという。っというのも、山と平原の間を駆け抜けているため携帯の電波が全くない。
こんなに風光明媚で不便なところは初めてかも。
電話も通じない、もちろんインターネットなんてできるワケがない。
この状況に4日間も居るmikaがある意味スゴイかも(爆 こんな状況になったのはいつ振り??


列車が駅で停車した。しかし、携帯の電波がない。やっぱりムリだったかぁ。。。
ここで生活している人達は、いったいどんな生活をしているんだろう。


駅を離れたら、ランチの時間。正直言って、もう食事にもチョッと飽きて来た。食べてばっかりいるような気がする。


展望車に行ったり、車両をブラブラしたり、一人になってみたり、昼寝をしたり・・・


気付くと、もう夕食の時間だった。
夕食で相席になった、ご夫婦とおばあちゃん。同じ車両のお隣同士みたい。
このおばあちゃんとは朝食の時も一緒になったことがあって、その時にチョッと話をした。
mikaの身辺の事を覚えていてくれて、今回一緒になったご夫婦に紹介してくれている。
このおばあちゃんが、トロントで列車を降りた後、どうするのかって心配してくれた。
mikaはユースホステルを予約していたのだが、列車の到着が遅れているから気にはなっていた。
電話をしたいが、電波が入らず、電話もできない状況が続いていた。
しかし、夕食の途中に到着した駅から徐々に電波が入りだした。
トロントまであと6、7時間のところだった。
ユースホステルにやっと電話ができ、状況を説明したら、心配しなくても大丈夫とのこと。
よかったぁーー。


夕食後は、最後の夜をみんなが楽しんでいた。
酒盛り(笑)をしているグループがあり、そのグループに混ざった。酒は飲んでないけど…
っというのも、スゴク面白くて、親切にしてくれたご夫婦が居て、声を掛けてくれたから。
話の全ては理解できなかったけど、でも、とぉーーーーっても楽しい時間を過ごせた。


夜景と夜空を眺めながら、トロント到着を待つ。


やっと、、、、トロントに到着したのは、夜中の1:30過ぎ。
この列車の中で出会った人達と最後の挨拶を交わし、タクシーでユースホステルへ向かった。
そして、すぐに眠りについた。